【Forthメソッドその1】組織内の様々な障害を乗り越えてイノベーションを起こすプロセス~プロジェクトマネジメントとの共通点~

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イノベーションを起こすためには組織内の様々な障害を乗り越えるプロジェクトマネジメントが重要

実はこの本、3年ほど前に購入し、ほとんど読まないまま本棚に眠っていました

何故ならら、最初にこの本をパラパラと見たところでは、正直、デザイン思考などの既にある手法と何が違うのか?他とは違う独自なメソッドとは何か?というのが分かりませんでした

先日、この本についてのセミナーに参加し、完全に認識が変わりました

キーワードは「プロセス」です。

プロセスという意識で再度本を読み返したところ、単なるツールではなく、アイデアを具体化して成果物として形にするまでのプロセスを体系化したメソッドだということが理解できました。

このメソッドの特徴は、イノベーションのヒントとなる単なるツールセットではなく、チーム作りから、アイデアを創出して、最終的にアイデアを具体的に形にするまでのイノベーションの道のりを、プロセスとして体系化した点です。


イノベーションの道のりを「冒険の旅」としてプロセス化

玉田シュンペータさんのようにイノベーションを「創新普及」と捉えると、世の中の多くのイノベーションメソッドは前半の「創新」にフォーカスしています。

ところが実際はアイデア出し(創新)よりも、実現するまでの「普及」の方がよっぽど困難です。

Forthメソッドはこの部分を「冒険の旅」として表現しプロセス化している点がポイントになっています。

また本書は、プロセスに加えて、障害を乗り越えて実現するためには、サイロを越えるとか、人を巻き込む、ということが非常に重要であり、それを実行するための心構えやソフトスキルについても整理されている点が素晴らしい点です。

この点は社内で部門横断的なプロジェクトをやると必ず課題となるところで、まさにプロジェクトマネジメントそのものです。


  • プロジェクトマネジメントとの共通点

偉大なイノベーターからの10の教訓(下記)は、私自身がプロジェクトをリードする上で常に意識している点とも共通しています。

  • 情熱:前へ進む自信と勇気をくれるもの。
  • 危機感:イノベーションプロジェクトに勢いをもたらすもの
  • 目的:イノベーションの探検の道しるべとなるもの
  • チームワーク:成果とサポートを大きくするもの
  • 計画:あなたのリーダーシップと自信を支えるもの
  • 準備:「勝利は万事ぬかりのない者のもとに訪れる」ロアール・アムンセン
  • 専念:プロジェクトのスピードを保ち、市場投入までの期間を縮めるもの。
  • 粘り強さ:前人未踏の地へあなたを連れていくもの
  • 新技術:新たな解決策をもたらすもの
  • 共感:ターゲット顧客の思考を教えるもの

つまり、イノベーションを起こすために必要な要素、特に心構えやソフトスキルは、プロジェクトで成果を出すための要素と共通点があります

サイロを越える、人を巻き込むというのを得意としている自分にも、十分イノベーションを起こすファシリテーターができるのでは?と感じました。

これには勇気をもらいました。松岡修造ではありませんが、「できる!できる!」という気持ちにになりました。

プロジェクトマネジメントの発展型として是非、身につけて実践したいと思い、早速1日のファシリテーター養成講座(入門編)に申し込んじゃいました。

養成講座のレポートは別途アップします。


Forthメソッド

この本で紹介されているForthメソッドは、5つのステップの頭文字をとったもので、上の絵のように冒険のための探検図としてまとめられています。

  • Full Steam Ahead 全速前進でスタート
  • Observe & Learn 観察と学び
  • Raise Ideas アイデアを出す
  • Test Ideas アイデアをテストする
  • Homecoming 帰還

アイデアからコンセプトを作り出し、ビジネスケースへまとめる方法を実践的なプロセスにまとめたものです。

Kick-offまでの準備期間が5週間、Kick-offから約15週間後に、3~5個のビジネスケースを上層部を提出する、トータル20週間のプロセスです。

詳細は、別途紹介させて頂きます。


参考資料

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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの49歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!