アイデア発散に効果的な「なりきりブレスト」と収束に効果的な「What, How, Whoでアイデア具体化」

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ハイス・ファン・ウルフェンさんのイノベーショントレーニング受講!

5/28日に、Forth Innvotion Methodで有名なハイス・ファン・ウルフェンさんの1日のイノベーションコースを受講しました。

保守的な大企業の文化をイノベーティブな組織に変革する方法〜START INNOVATION 1 Day Special Workshop

最後にハイスさんととった記念写真です。

時間の関係で、ワークショップの内容は割愛しますが、この内容を活用してチームでワークショップを実施したので、その内容をご紹介します。


働きやすい職場を作ろう

四半期に一度行われる従業員サーベイで、仕事がやりにくい、チームワークが感じられない、といった点がチームとしての問題点として浮彫りになりました。

その対策として、課題を抽出し、その対策をチームで協議するワークショップをデザインしました。

課題の共有

まず最初は、課題の共有です。

チームメンバーに問いかけます。

「1日の仕事を具体的にイメージして下さい。例えば昨日、どんな仕事をやりましたか?その中で、仕事がやりずらい、チームワークが感じられない、仕事をする上での困りごと、があったら黄色の付箋紙に一つづつ書き出してください。まずは個人で5分間、ご自身の仕事を振り返って考えてください。

昨日、特に問題がなければ、過去に遡ってみてください。できるだけ具体的な状況を思い浮かべて書いて下さい」

5分間で一人4,5枚は出てきました。

この議論は、次の改善策を考えるベースとなるので、数もある程度必要ですが、それよりも、できるだけ具体的に書いてもらうことがポイントです。

5分間の個人作業のあと、10分間で、チームで共有の時間です。

個人で書き出した内容をチームで確認し、共感していきます

「あっ、そうですね。よく分かります。それだったら、こんな困りごともありました。」

新たな困りごとも追加されていきます。

その時のアウトプットが下記です。


「なりきりブレスト」を活用して、課題を解決するアイデアを出す

課題が共有できたあとは、いよいよ解決のアイデアを出します。

最初は、普通に個人でアイデアを考えてもらいます。

「具体的な課題が出てきましたね。それでは、いよいよ、その課題を解決するためのアイデア出してです。先ほどと同じく、まずは個人で5分間、アイデアを考えてください。実現できるかどうは今は考えなくていいです。えっ、こんなバカみたいなアイデアでもいいの?という遠慮もいりません。このあと、具体的に実現できるようにアイデアを具体化します。まずは、何かおもいついたら、アイデアを書き出してください」

ポイントは、まずは発散させることです。そのため実現性は一旦考慮せず、ちょっと馬鹿げたものでもOKということにしました。

それでも5分もすると、アイデアが出なくなります。

ここで「なりきりブレスト」の登場です。

「たくさんのアイデアが出てきましたね。ありがとうございます。ちょっと気分を変えてみましょう。さあ、皆さんがウォルトディズニーだったら、どんな改善策を考えるでしょうか?ディズニーランドのスタッフになったつもりで考えてみてください。」

メンバーは、一瞬、固まりましたが、数秒すると、意見が出始めます。

「マナーのよい利用者には、いいね!ポイントをあげたらどうでしょうか?」(チームは施設運営をしているので、利用者がお客さん)

「卓球台おきましょう」

「ランチタイムにショータイムなんかどうでしょうか?」

「毎週土曜は花火!」

先ほどまでは全く思いつかなかったアイデアが出てきます。

これが、ハイス・ファン・ウルフェンさんのイノベーショントレーニングで実感した「なり切りブレスト」のすごさです。

ディズニーのあとに、もう一つ、「吉本興業」の「なり切りブレスト」もやりました。

出てきたアウトプットが下記です。


「What, How, Whoでアイデア具体化」

次はアイデアを具体化します。

ここでも、ハイス・ファン・ウルフェンさんのイノベーショントレーニングで使われたツールを活用しました。

「What, How, Whoでアイデア具体化」です。

最初に、出てきたアイデアを絞り込みます。

絞り込みの方法はいろいろありますが、今回は下記のようにやりました。

「たくさんアイデアが出てきましたね。次はアイデアを具体化します。そのために、まずは実施したいアイデアを各チーム(2チーム)で3つ選んでください。各人マジックをもって、いいな、実施したいな、というアイデアに一人3票投票してください。その投票をもとに、各チームで3つアイデアを選んでください。投票結果は参考です。必ずしも最多投票を選ぶ必要はありません。チーム内でよく議論して選んでください。1票でも、これだ、というのがあってチームで合意が得られれば、そのアイデアを選んでください。」

多数決だけで決めなかったのは、人の主張を聞いて、なるほどな、と納得して賛同したり逆に違うな、と思うことがあるからです。

次に出てきたアイデアを具体化します。

ここからが「What, How, Whoでアイデア具体化」です。

アイデア一つについて、下記のようなシートを作ります。この絵は、ハイス・ファン・ウルフェンさんのイノベーショントレーニングで実際にやったアウトプットです。

真ん中にアイデアを一つ置きます。

そして

  • What:それは何?(アイデアの説明)
  • How:どうやって実現するのか?
  • Who:誰を巻き込むのか?

の3つを配置します。

このシートに、ワールドカフェ方式で、各人が思いついた内容をどんどん書き入れます。

一つ一つチームで議論・確認して記載するのではなく、思いついたものをどんどん書き入れることがポイントです。これにより、様々な視点からの意見が反映され、発散しながらもアイデアが具体化していきます。これは、実際にやってみて、効果に気づきました。

一つ一つ意見を議論・確認するやり方だと、確かに議論は収束しますが、こじんまりとしたアイデアになりがちです。

この方法だと、各人が自由に思いついたものを書き込むため、アイデアが膨らみ、また様々な視点が入るため、フレキシブルで実現できそうなアイデアとなります

さすがは、ハイス・ファン・ウルフェンって感じです。


まとめ

以上のような流れで、「働きやすい職場を作ろう」というテーマで6つの具体的なアイデアが生まれました。すごくいい議論ができました。

今、その実行プランを固めているところで、月から実行していきます。


参考資料

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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの49歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!