夢の「歩ける椅子」年内にも発売

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夢の「歩ける椅子」

医療に関連した、面白いイノベーションネタです。

「歩ける椅子」。そんな不可能にも思えることを実現した製品「archelis(アルケリス)」が国内外から注目を集めています。

アルケリスは足に装着して使用する「ウェアラブルチェア」膝の角度を固定する仕組みにより、立った姿勢のまま椅子に腰を掛けたような状態を維持する。これにより腰痛の軽減が期待できます。

千葉大フロンティア医工学センター(千葉市)が金属加工メーカーのニットー(横浜市)などとの共同開発により製品化を進めており、年内にも発売を始める予定という。足腰の弱い人や慢性的な腰痛に悩まされる人にとって、夢の商品になるかもしれません。

アルケリス(手前)の製品化を目指すニットーの藤沢秀行社長(右)ら=横浜市

引用元:夢の「歩ける椅子」実現 千葉大准教授ら共同開発 年内にも発売


開発のきっかけは「長時間立ち作業の手術」

開発者の1人、千葉大の川平洋准教授(50)は内視鏡外科の専門医として月15例ほど手術を手がける。

1回の手術は3時間以上の立ち作業になることが多く、自身や多くの医師が腰痛に悩まされている現状がありました

「立った姿勢で腰掛けることはできないか?」

川平さんは同僚の中村亮一准教授(41)とともに、付き合いのあった企業の紹介でニットーの藤沢秀行社長(44)に相談、本格的な共同開発がスタートしました。

どんな製品なのでしょうか?下記動画を見るとよく分かります。


アルケリスの特徴

腰痛に悩む医師のため開発を始めたアルケリスですが、立ち仕事が多い農業や工場、美容院などの現場でも活用が見込めます。筋肉の動きを補助する「パワードスーツ」などと比べ、電気などの動力も必要なく、運用性の良さがポイントです

「これまでは医療関係の展示会に出展していましたが、工場やロボット関係のエキスポに出展するのは今回が初めて。幅広い業種の方に興味をもっていただいております」と担当者。

「いま多いのが工場関係ですね。ライン作業や、プレス・板金加工の現場で利用したいというお声があります。あとは警備員。そして食料関係、例えば大手チェーンのお寿司屋さん、ラーメン屋さんなど立ちっぱなしで作業をされる方。また美容師さんからも引き合いがありました」(担当者)。

興味のある価格は、「今春(4月~5月)から、まずは医療向けに30~40万円で販売していきます」(担当者)。

しかし一般市場に向けては、大量生産によりもっと価格を下げられる見込みだという。このほか、レンタルに関しても検討中だという。


なぜイノベーティブだと思うのか?

これも、「今までありそうでなかった」製品です。

私は医療機器メーカーに勤務していて、製品の安全、適切な使用のために医師にトレーニングを提供しています。医師の方々は、まさに数時間も立ちっぱなしです。X線を使うトレーニングもあり、その場合は鉛が入った重たい防護具をつけることもあります。実際に、1日中、重たい防護具をつけ立ちっぱなしだと腰が痛くなります。

かといって、椅子に座ると手技ができなくなるので、ちょっと姿勢を変えたりして、何とか長時間持たせている、という感じです。

この「アルケリス」は、まさにこの悩みにぴったりの製品です。椅子というよりは、体重支えサポートのようなイメージです。

立って動くのがメインで、座るというよりは、ちょっとだけ体重を支えることで楽になる、という、まさに手術中の医師の困りごとを解決しています。


人々の暮らしをどう変えるのか?

記事にもあったように、工場での立ち仕事、美容師さんにはニーズがあります。スーパーのレジ打ちなども長時間立ち仕事ですね。

工場での仕事は、動く必要があるので、「アルケリス」はぴったりだと思います。

また日本の場合は、少子高齢化のため、これまでその必要がなかった高い年齢層の人たちも、立ち仕事に従事するケースが増えてきます高齢者でも立ち仕事を苦にしない、そんな社会を実現する可能性があります。


応用できる発想は?

製品の応用範囲は広いですが、発想はどうでしょうか?

この発想は、立っているのに座った効果が得られる、新しい発想です。

という観点で考えると、逆に座っているのに立っているのと同じくらいエネルギーを消費する椅子、などが思い浮かびます。

と思って調べてみると、やっぱりありました。バランスボールも同じ仲間ですね。

  • MIZUNO ゆらゆらクッション

<https://getnavi.jp/healthcare/239958/>

自宅で”体幹トレーニング”ができる「ゆらゆらクッション」。上下非対称の2層式になったクッションに座るだけで、体幹が鍛えられます。

クッションの上段は、中央にくぼみがあってお尻にフィット。下段は丸みがある形状で、座るとゆらゆらと揺れる不安定な状態を作り出しています。室内で簡単にエクササイズができるので、忙しくて時間がない人にぴったり。


参考資料

  • 夢の「歩ける椅子」実現 千葉大准教授ら共同開発 年内にも発売

https://www-sankei-com.cdn.ampproject.org/v/s/www.sankei.com/region/amp/170729/rgn1707290067-a.html?usqp=mq331AQGCAEoATgB&amp_js_v=0.1#origin=https://search.yahoo.co.jp&paddingTop=56&cap=swipe

  • 身に付ける椅子「アルケリス」今春発売へ、一般向け・レンタルも視野…ロボデックス2018

https://response.jp/article/2018/01/19/304968.html

  • Wearable Chair”archelis” / ウェアラブルチェア「アルケリス」

https://www.youtube.com/watch?v=XPQPn3udKQ4

  • 【目覚めよ筋肉!】座っているだけで体幹が鍛えられる、などなど面白運動グッズ4選

<https://getnavi.jp/healthcare/239958/>

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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの49歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!