家庭円満で仕事がうまくいく秘訣~女性の話の邪魔をするな!~しゃべり尽くして答えを出す女性脳 vs 話はいいから論理的な結論を求める男性脳

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脳科学的に男女は異なる。男女の対話は真逆の制御

先日、面白い講演を聞きました。

人工知能研究者の黒川伊保子先生の講演です。

すかさず本も購入しちゃいました。お薦めです!

女の機嫌の直し方 (黒川伊保子 著)

脳科学的に男性と女性の違いがあることを、日常のあるあるシーンとともに分かりやすく解説されていました

  • 何で女性はこんな感情的になるのか?
  • 何で女性は最初から最後まで順を追って事細かに話をするのか?
  • 何で女性は、いいね、と言っておきながら、そうしないのか?
  • 何で男性は、テレビを見ながら人の話を聞いていないのか?
  • 何で男性は、人の話を最後まで聞けないのか?

という、日ごろ感じる男性、女性の違いについて、「あ、そういうことだったんだ!」と、この講演の話ですっきり腹落ちしました。

例えば、以下の会話。

旦那さんが帰宅後に「今日なんだか腰が痛くて~」と奥さんに話をしたら、奥さんはどう答えるでしょうか?

「あー腰か、それはつらいねー。大丈夫だった?」と答えます。

それでは逆に、奥さんが旦那さんに「今日なんだか腰が痛くて~」と話しをしたら旦那さんはどう返答するでしょうか?

「あー腰か、それはつらいねー。大丈夫だった?」ではなく「医者に行ったのか?」と答えます。

なるほど、我が家もまさにそうです。

この違いはどのように説明できるのでしょうか?


女性の対話はプロセス指向共感型

女性の脳は、自分の体験をスタートから時系列に沿って、全く同じことを体験するように事細かに話をして共感することで、その裏で脳が高速に演算し、「何が真実か?」という答えを導き出す装置です。

経緯を事細かに話しているうちに、そこに潜む真実に気づき、人間関係の歪みや、自分の失言などに気づきくことで、最終的に自分なりの答えを導き出す、ということだそうです。

「女性の話を遮る」というのは、この高性能コンピューターの演算を途中で寸断することになります。せっかく高性能コンピューターが演算しているのにそれを中断する、というのは大変勿体ないですよね。さらにこの中断は、苦痛やフラストレーションを極限まで高めます。

話を遮ったあとに、後々まで文句を言われるのはこのためです。

また、女性が話をしている際に重要なのは「まさに自分が体験しているように思う存分経緯を思い出すこと」です。女性はこれにより共感し、強い共感とともにそれを記憶として脳に格納するのです。

このため、何か「心の動き」があったとき、その「心の動き」をトリガーにして「過去の関連記憶」を芋ずる式に引き出すことができます

まるでコンピュータのハードディスクに埋もれている大量の情報から、「〇〇の心の動き」というキーワードで瞬時に必要情報を取り出す大容量記憶装置&高速検索装置です。

さらに、その情報から演算を行い瞬時に最適解を導き出すスーパーコンピュータの機能も合わせもっているのです。これがとっさの臨機応変力を生み出します。まさに神業ですね!

このように、女性の脳は、共感をタグとして記憶し、情報を関連ずけるスーパーコンピュータなのです。

自分の体験をスタートから時系列に沿って、全く同じことを体験するように事細かに話をしすることで共感が生まれるため、女性の話を遮ってはいけないのです。

ちなみに脳科学的には女性脳は、男性脳よりも脳梁が5~10%程度太いことが特徴です。

このため、下図、右のように左右の脳の連携が顕著です。感じる領域の出来事(右側)と顕在意識(左脳)を頻繁につなげていて、共感から生まれる臨機応変力や察する能力が高いことが分かります。


男性の対話はゴール指向問題解決型

それでは男性の脳はどうなっているのでしょうか?

男性は、女性とは違って、共感よりも事実を重視します。相手が状況を語り出したら、その対話の意図を探りすばやく「解決すべき問題点」を洗い出そうとします。

これは長らく狩りを担当してきた性らしい。事細かに話をしたり聞き、都度共感しているようでは、全体が見えなくなり、自分の身も危険にさらされます

身を守るために、全体を把握できるよう、できるだけ素早く構造やパターンを認識するような思考をするのです。

そのため、奥さんが旦那さんに「今日なんだか腰が痛くて~」と話しをしたら「あー腰か、それはつらいねー。大丈夫だった?」ではなく「医者に行ったのか?」と答えを探す受け答えになるのです。

このように男性脳は、結論から前倒し問題点を素早く見つけて解決する「ゴール指向問題解決型」です。

面白かったのは、男性脳は空間認知力を究極まで使っている時、右左の脳連携がほぼゼロになる、ということです。上の脳の図の左です。脳が活発に動いているのは分かりますが、右の女性脳と違って、左右の連携が見られません。脳はフル回転しているのですが、周りからは、ただぼーっとしているようにしか見えません。

このように男性脳は集中している時には音声認識機能をオフにしています。

そのため、急に話を振られても、全く反応できなかったり、聞いていなかった、ということになります。私の妻がしょっちゅう「人の話聞いてないよね」と怒る、というのも、なるほど、という感じです。

先生のアドバイスは、男性に話をする時には、声をかけてから3秒待つこと、だそうです。

3秒の間に、男性は音声認識機能をオンにするので、そこから話が聞けるようになります。

3秒待たないと、「〇△×・・・」とまるで暗号を認識するようにしか聞こえない、というのが大笑いです。


会社での活用

「ビジネスシーンは狩りと同じ」なので、ビジネスは男性脳的な思考の方がうまく回ります。

私が会社ではうまくコミュニケーションでき、家庭では今いちなのも、まさにこのためだな、と気づきました。会社では、そもそも男性脳的な思考がベースだし、さらに会社では意識して人の話を聞いて、共感しようと努力しています。男性脳には向かないことをしているので、疲れるわけです。

それでは、男性脳、女性脳を会社で活用するにはどうしたらよいでしょうか?

「検討する」の意味の違い

男性脳と女性脳で「検討する」という意味の違いが参考になります。

男性脳にとって「検討する」とは、比較検討です。あらゆる方向性の類似商品と比較して、その商品の全体における位置づけと個性を見極めます

一方、女性脳にとって「検討する」とは、感じ尽くすことです。新商品開発では、その商品の想定ユーザーに乗り移るようにして、その商品に出会ったときの気持ち、手に取ったときの感触、あらゆる使用シーンを溢れるように想起して、それを感じ尽くします

男性脳と女性脳にはこのような違いがあります。

会社でのシーンを考えると、新商品開発では、ユーザー体験からニーズを抽出するのは女性脳、そのニーズを商品機能に落とし込んで製品をデザインするのは男性脳、が得意領域です。

会議でも、いろんな意見を出して発散していくのは女性脳、それをフレームワークに落とし込んで意見を収束させるのは男性脳が得意領域だといえます。

女性脳会議でひらめきを生み出す

ひらめきや気づきを必要とする会議には「女性脳会議」がお勧めです。

  • 会議の最初に、本題に関係ない世間話をする。
  • 話が横滑りしても、気にしない。
  • 「要するに」は禁句。
  • 人の話は基本、共感。
  • アジェンダは用意しない。
  • ホワイトボードにテーマも項目も書かず、思いついた言葉を書くのみ。

こういう進め方をすると、徐々に直感に使う回路が活性化して、意外なひらめきが降りてくるそうです。

これは私がプロマネやファシリテーションで教えている「事前準備」や「見える化」とは真逆の発想でした。「女性脳会議」今度チャレンジしてみます!


家庭での活用

妻に対しては、とにかく共感が大事です。

相槌「あいうえお」

  • あ~、そうなの
  • いいね、それ
  • うんうん、そうなんだ
  • え、そうなの!?
  • お、そうきたか

これだけで共感力がアップします。

とにかく共感を意識して頑張ります!

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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの49歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!