2種類の親和図法をご存知ですか?~創造的グルーピングを活用して新たなアイデアや気付きを得よう~

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皆さん親和図はよく使っていると思いますが、2種類の親和図があることをご存知でしょうか?

創造的グルーピングと、論理的グルーピングの2つです。

私もそうでしたが、普通親和図というと、論理的グルーピングをイメージしますよね。皆さんから出たアイデアを論理的に分類するものです。

「似ている意見が書かれている付箋を集めてグループ分けして下さい」とファシリテーションすると、ほぼ100%、論理的な分類になります。論理的なので、自然に分類することができ、混沌としている状態をすっきり整理することができる優れものです。

創造的グルーピング

論理的グルーピング

説明

共感的

このメンバーだからこそ、出てくる言葉でまとめる

情報と情報の新たな共通項を見つけ、斬新な切り口でグルーピング

何故、そう思うのか?裏にある思いを抽出し、共感することが重要。

論理的な分類

人、物、金、情報、時間

スコープ、タイム、スケジュール、リソース

部門別、機能別

新たなアイデアや気付きを得られる

混沌としている状態を整理することができる

階層分けや体系化しやすい。

自然にできる。

訓練が必要

ありきたりな結論に至る

 

一方の創造的グルーピングとはどういうものでしょうか?
これはアイデア創出などに適したグルーピングです。
何故、そう思うのか?裏にある思いを抽出し、共感した思いでグルーピング化するものです。
論理的グルーピングのように自然にはできないので、ちょっとしたコツと訓練が必要です。

  • 何故、そう思うのか?という裏にある思いを話すこと
  • 論理的ではなくちょっと違和感のある2つのアイデアを無理やり並べてみる

のがコツです。2つ目のコツは上級編です。並べてみて共感が得られなかったら、次々に組み合わせを変えていきます。

このように、裏にある思いを話したり、えっそれってどうなの?みたいに話しをしながら進めるので、時間もかかります。対話することが重要で、論理的グルーピングの倍以上はかかりますね

実際に同じテーマでブレストした意見を二つの親和図にしてみました。
テーマは「あなたが長いこと好きでいるもの」です。
黄色の付箋紙が出てきたアイデアです。

2つの親和図、全く同じアイデアからグルーピングしています。
どうでしょうか?全く異なるグルーピングになっていますね。
論理的親和図では、場所、趣味、定番、宴会、といった論理的に意味をもったグルーピングとなっています。

創造的親和図では、「風呂上りの炭酸水」と「リセットさせる銀座」から、「気持ちだけは、いつまでもバブル世代」という裏にある想いが抽出されています。その他のグルーピングも「飽くなき執着心」、「男のロマン」、「ほろ苦い思い出」など、何故、そうなのか?気持ちがよく表現されていて面白いですね。

さらにこの親和図作成の過程で下記の気付きが得られました。

  • 血が沸き立つ感覚はくせになる
  • なつかしいものはすでに自分の一部

次のステップとして「長いこと愛される○○○○」をサービスを考えましょう、といった時には、論理的親和図から出てきた気付きよりも、創造的親和図から出てきた気付きの方が、よりヒントになります。

このように創造的親和図は、最初は難しいですが、新たなアイデアや気付きが得られます。是非活用してみて下さい。

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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの49歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!