【プロマネの意識4】あら不思議。ゴール達成までの道のりを直線ではなく山あり谷ありの曲線で描くだけでプロジェクトの成功確率が上がります。

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プロジェクトのゴール達成までの道のりは山あり谷ありの曲線

ストーリー思考からの抜粋です。(一部記載は修正+私自身の言葉も追加しています)

あるプロジェクトを実現するまでの計画を立てるとすると、その進捗状況を図で示すならば、どんなグラフを描きますか?

多くの人は直線のイメージを描くでしょう。

この直線のようなプロジェクトが進むことは、まずありません。

プロジェクトを進める上では、様々な障害が起こります。

  • 異なる意見をもつ人とぶつかり合う
  • トラブルが発生してやり直しが発生する
  • キーメンバーが退職する
  • 顧客が無理な追加要求を言ってきた

すなわち、プロジェクトのイメージは直線ではなく、山あり谷ありの曲線なんです。


曲線をイメージするとどうなるのか?

では、あらかじめ曲線をイメージして可視化してしまうと、どんないいことがあるのでしょうか?

曲線は、現実的な紆余曲折を計画に盛り込んだもの、トラブルは想定済みなので、障害があっても、心が折れません。

また谷のあとは山がくるので、計画を実現するまで諦めない強さを、チームメンバーに与えます

一方、直線をイメージしている場合、計画から少し逸脱すると、逸脱から戻さないといういけないという脅迫観念のようなものに取りつかれます。

その結果、ばたばたと付け焼刃の対応をしたり、計画を練り直すといった非生産的なタスクに時間をとられてしまうのです。

直線のイメージは、ガントチャートできれいなスケジュールができているのと同じ状況です。

計画からはずれて遅れが出ると、やはり強迫観念のようなものに取り付かれて、挽回ややり直しの非生産的なタスクに時間をとられてしまいます。これは私の実感でもあります。下記記事も参照ください。

ガントチャートで曲線をイメージさせる手法がバッファマネジメントだな、とはっと気付きました。バッファマネジメントについては別途紹介させて頂きますね。


まとめ

本当に曲線をイメージするだけでプロジェクトの成功確率があがるのでしょうか?

感覚的ですが、応えはYesです。

そもそもプロジェクトは生き物、いろんな障害があることは皆さん理解しています。

でも計画を立てると、何かそれだけでプロジェクトがうまくいく気になるし、計画通りに物事が進むと錯覚してしまうから不思議です。

優れたプロマネは、常に何かあるのが当たり前、という考え方をしています。それを常に皆で意識するためにはイメージが効果的です。

それが曲線なんですね。それだけで確かに成功確率が上がるような気がしませんか?


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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの50歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!