【ビジネスモデル14】起業成功の方程式その2~「自分の勝てるマーケット」と「自分の強みを生かせる事業フォーマット」の探し方

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失敗をゼロにする 起業のバイブル

に引き続き、実際に自分が起業するとしたら?と想定して、本書に書かれている方法を使って、自分自身のビジネスモデルを考えていきます。


3C分析の結果を診断するための絶対的判断基準

前回は、キーワードを抽出して、相対的な分析を行いました。

今回は、絶対的判断基準(下記)を使って、自分が興味あるマーケットについて考えます。

「月間平均検索ボリューム」と「推奨入札単価」から、マーケットのライフサイクルを見定める指標です。

マーケット 競合
月間平均検索ボリューム(回) 推奨入札単価
導入期 数百 10円以下
成長期前半 数千~数万 ~100円程度
成長期後半 数万~数十万 100円程度~
成熟期 数万~数十万 数百円から
衰退期 数万~数十万から減少 ~数百円

自分の興味あるマーケットの状況は?

上記指標を、自分の興味のあるマーケット(キーワード)の検索結果に照らし合わせました。

キーワード 月間検索ボリューム 競合性 推奨入札単価

(低額帯)

推奨入札単価

(高額帯)

比較

倍率

判定
プロジェクトマネジメント 1000~1万 212 404 1 成熟期
ファシリテーション 1万~10万 215 264 15.3 成熟期
オペレーショナルエクセレンス 100~1000 12 20 2.0 導入期
シックスシグマ 1000~1万 353 357 1.1 衰退期
リーン 1000~1万 47 122 4.0 成長期前半
イノベーション 1万~10万 145 310 13.0 成熟期
ビジネスモデル 1000~1万 103 377 1.1 成長期前半
ヘルスケア 1万~10万 100 870 4.6 成長期後半

判定欄に、マーケットライフサイクルを記載しました。比較的簡単に判定できるものと、少し考えたものがあるので下記に補足します。

プロジェクトマネジメント

「プロジェクトマネジメント」単独では検索回数が1000~1万回で成長期前半に見えますが、関連キーワードの「PMBOK」「PMP 資格」「プロマネ」などを合わせると数万回になり、推奨入札単価も数百円なので「成熟期」としました。

ファシリテーション

検索回数が1万~10万回で、推奨入札単価が数百円なので「成熟期」

オペレーショナルエクセレンス

検索回数が数百、推奨入札単価が十円前後なので「導入期」と考えられます。

「オペレーショナルエクセレンス」という言葉自体が浸透していないので、確かにこの言葉だけで考えると導入期になるのかもしれません

ただ、「シックスシグマ」や「リーン」がベースとなっているので、同じものだと捉えると衰退期とみることもできます

私自身は「シックスシグマ」や「リーン」はあくまで要素の一つで、「オペレーショナルエクセレンス」を「結果を出し、新しい価値を創造する総合フレームワーク」と考えています。したがって新しいフレームワークと考え「導入期」としました

シックスシグマ

検索回数が数千~数万回で、推奨入札単価が数百円です。2000年代に一斉を風靡しましたが、現在は古い手法に感じる人も多いので「衰退期」と考えられます。

リーン

検索回数が数千~数万回で、推奨入札単価が百円程度なので「成長期前半」。リーンも2005年頃にブームになったので衰退期だと思っていました。2005年頃はオペレーションの改善手法として脚光を浴びました。

その後、リーンスタートアップやアジャイル開発など、リーンを応用、発展した新しい考え方が出てきているので「成長期」と捉えてよいと考えました。

イノベーション

検索回数が数万~数十万で、推奨入札単価が数百円なので「成熟期」

ビジネスモデル

検索回数が数千~数万回で、推奨入札単価が百円程度なので「成長期前半」。

ヘルスケア

検索回数が数万~数十万で、推奨入札単価が百円程度なので「成長期後半」


勝てるマーケットはどこか?

それぞれのマーケットを、マーケットサイクル上に整理しました。

〇の大きさは、プロジェクトマネジメントを1とした時の勝てる見込みの比率です。〇が大きいほど勝てるマーケットになります。

衰退期を除く3つのフェーズで可能性を考えました。

一つ目は成熟期です。「ファシリテーション」と「イノベーション」は成熟期になりますが、比較倍率から考えると一番勝てるマーケットになります。市場は成熟期なので、個別のニーズに対応するなど競合との差別化が重要となります。

2つ目は成長期です。「ビジネスモデル」、「ヘルスケア」、「リーン」が成長期に分類されています。このうち「ヘルスケア」は多くの異業種が参入し、新しいビジネスが次々に生まれていると実感できます。既に競争が激化している印象です。「ヘルスケア」に比べると「ビジネスモデル」「リーン」は成長期前半なので、まだまだチャンスがあるように感じます。また「ビジネスモデル」と「ヘルスケア」の組み合わせは、自社にとって成長のチャンスだと感じます。

3つ目は導入期です。「オペレーショナルエクセレンス」が導入期で、競争も激しくなく、相対的に一番勝てるマーケット、というのは大変意外でした。ただ、認知されていないので市場規模は小さいです。

「シックスシグマ」や「リーン」とうまく差別化して「オペレーショナルエクセレンス」の価値を訴求できれば勝てるマーケットになる、と考えられます。

以上の分析から、やはり狙い目「勝てるマーケット」は「オペレーショナルエクセレンスですね。


強みを生かせる事業フォーマット

次に方程式の2つ目の要素「強みを生かせる事業ファーマット」について考えます。

下記7つのビジネスモデルの中から、書籍に記載されているチェックリストに従い、自分の強みを生かせる事業フォーマットを3つ選びます。

  • 自分の才能で勝負したい方向けの「自家発電型事業フォーマット」
  • 他人の長所を活かすのが上手な方向けの「プロデュース型の事業フォーマット」
  • 営業力に自信がある方向けの「販売代行型事業フォーマット」
  • 出会いをサポートしたい方向けの「マッチング型事業フォーマット」
  • 組み合わせるのが得意でマネジメント力がある 方向けの「パッケージング型事業フォーマット」
  • 視点がユニークな方向けの「価値転換型事業フォーマット」
  • 情報を集めて整理するのが得意な方向けの「情報整理型事業フォーマット」

選ばれたのは下記3つです。

  • 自分の才能で勝負したい方向けの「自家発電型事業フォーマット」
  • 他人の長所を活かすのが上手な方向けの「プロデュース型の事業フォーマット」
  • 組み合わせるのが得意でマネジメント力がある 方向けの「パッケージング型事業フォーマット」

次回予告

本日はここまで、次回はいよいよ「勝てるマーケット」と「強みを生かせる事業フォーマット」を掛け合わせて、「差別化されたビジネスモデル」を考えます。


参考資料

  • シェア・ブレイン・ビジネス・スクール 代表 中山匡 プロフィール

<http://www.sbbs.or.jp/member/lecturer-list/nakayama-tadashi/>

  • 【完全保存版】キーワードプランナーの使い方と競合に勝つための3つのコツ

<https://innova-jp.com/3651/>

  • 《ミドルのための実践的戦略思考》「プロダクトライフサイクル」で読み解く大手旅行代理店の中堅営業担当・沢田の悩み

<https://toyokeizai.net/articles/-/9215?page=2>

  • 成長曲線・ライフサイクルとはなんでしょうか?

<http://plus-work.jp/kadai/seityo.html>

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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの50歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!