未来のヘルスケア「塩がじわりとにじみ出る7ミリ四方のガム」~おいしく減塩できるソルトチップ~

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未来のヘルスケア~おいしく減塩できるソルトチップ

先日マイクロ人工透析の講演を聞きましたが、

その前段で紹介されていたのが、これ。減塩のための「ソルトチップ」です。

三木研究室出身のドクターが社長を務め、従業員は1人。三木さんは取締役を務める。

「ソルトチップ」は食品として扱われ、20個入り1000円(1個あたり50円)。

「商品名や価格を決めるのも初めてのことで、パッケージデザインにもこだわりました」と三木さん。だがここまでの道のりは険しかったという。


減塩のしくみ

講演の場でビニールに入った小さな7ミリ四方のチップが配られました。

引用元:https://scienceportal.jst.go.jp/reports/other/20180613_01.html

しょっぱさを感じるためには、食物全体に塩が入っている必要はなく、舌が塩を感知さえすればよいというところがポイントです。

「ソルトチップ」を下前歯の裏側に貼ると、そこから溶け出す塩分を舌がもれなく感知して、しょっぱさを感じます。貼り付けたチップは5分間で溶解するが、この間に無塩の粥(かゆ)や茶わん蒸し、お吸い物、漬け物などをおいしく食べることができるそうです。

配布されたチップを試してみると、、、

確かにしょっぱさを感じます。ただ、そこにあったスナックを食べると、舌が動いてチップを剥がしてしまいます。

ちょっとコツがいる、そうです。同感です。

でも確かに塩味を感じます。

1チップに含まれる塩分はたった0.08グラム。塩一振りが0.5グラム、おにぎり1個1グラム、味噌汁1杯2グラムほどであることを考えると、減塩効果は抜群です。

画像:下前歯の裏側に貼って塩味を感じる「ソルトチップ」

引用元:https://scienceportal.jst.go.jp/reports/other/20180613_01.html


ソルトチップでヘルスケア

減塩メニューって味気ないですよね。

減塩メニューで食が進まない人は多く、ソルトチップで食欲増進が期待できます

実際に塩分制限を受ける術後の患者に試してもらったところ、食が進んで元気になり、早期退院に繋がったという。

1日6グラム以下の制限を受けている慢性腎臓病の患者からは、「毎日の減塩は本当に大変なのですが、ソルトチップで久々に塩味というものを強く感じることができました」との感謝の声が寄せられているという。

さらに減塩は病気の予防という大事な効果があります

塩分の取り過ぎで高血圧になると、心臓や脳血管、腎臓などに負担をかけ、さまざまな病気を引き起こします

国際的に評価の高い医療ジャーナルLANCETに発表された論文によると、2003年から2008年までイギリス政府が実施した1日約1グラムの減塩政策により、循環器疾患死亡者は3万人減り、医療費は1兆円減ったという。

「ソルトチップ」でおいしく減塩ができれば、医療費の削減にもつながりそうです。

すごいですね。


おいしい健康

そして、これもたまたまですが、先日「おいしい健康 https://oishi-kenko.com/」の知り合いと話をする機会がありました。

「おいしい健康」は健康に特化した、専門家監修レシピ・献立プラットフォームで、CookpadからMBOで分離した会社です。

患者さん向け食生活支援サービスとして、疾患に合わせたレシピを提供しています。

糖尿病患者さん、透析患者さん、向け献立セットなど、様々な疾患に対応しています。

この中で、減塩は大きな課題であるとのことでした。

「ソルトチップ」と使うとこの課題もクリアできます。早速紹介しました。

また私は医療機器メーカーに勤務していますが、疾患と食事は、切っても切れない関係です。

話をしながら、「医療機器×食事」のサービス、これは凄い可能性を秘めていると感じました。

これから具体的に何ができるのか?さらに突っ込んで話を進めていきます。ワクワクしますね。


参考資料

  • 未来のヘルスケア~おいしく減塩できるソルトチップ

https://scienceportal.jst.go.jp/reports/other/20180613_01.html

https://oishi-kenko.com/

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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの50歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!