手のひらサイズの脳活動測定器で脳を計りながら鍛える次世代の脳トレ NeUup

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脳トレの第一人者 川島隆太教授

本日は下記で紹介した脳の活性度測定と脳トレについて、もう少し詳しくまとめます。

最初は、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授「認知科学を応用した新しい脳のヘルスケアシステム」という講演の内容です。

川島教授は、私は初めて名前をお聞きしましたが、後述する脳活動計ExBrainの開発者で、様々な脳トレも開発する脳トレの第一人者です。

引用元: https://www.active-brain-club.com/

1から120まで数字を声に出して何秒で数えることができますか?

講演は、脳年齢が分かる簡単なテストから始まりました。

「1から120までの数字を声に出して、できるだけ早く順に数える。」

という簡単なものです。

必ず数字は声に出してきちんと発音する、というのがポイントです。

タイムによる判定は以下の通りです。

  • 45秒 中学生レベル
  • 35秒 高校生レベル
  • 25秒 理系の大学生レベル
  • 40秒 50歳代
  • 50秒 60歳代
  • 60秒 70歳代

年齢が上がるにつれ時間が長くなります。

簡単じゃん、とたかをくくっていましたが、やってみると意外にできません

私は40秒くらいでしたが、多分横で聞いていたら、「ほにゃらほにゃら….」としか聞こえないようなロレツが回らないような発音になっていました。特に100以降は、舌噛むような感じで、とてもとても脳が回転している感じはしませんでした

これだけで、脳の衰えを一気に感じてしまいました。

川島先生によると、これを繰り返すだけでも脳の活性化に効果があるとのこと。


50歳の脳の中はゴミだらけ!

これも衝撃的な話です。

でも紹介しましたが、加齢とともに

  • アミロイドβの蓄積(小さいごみ)
  • タウたんぱく質の蓄積(大きいごみ)

が起こり、その後認知機能の障害が発症すると考えられています。

川島先生は、アミロイドβを「小さいごみ」タウたんぱく質を「大きいごみ」と表現されていました。

アミロイドβは、認知障害発症の20年前に蓄積されるため、70歳で発症すると仮定すると50歳の脳の中はアミロイドβ、つまりゴミだらけ、ということになるのです。

引用元:http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/050200094/032600015/?n_cid=nbpnxt_mled_ndh


脳はいくつになっても鍛えることができる

50歳の脳の中はゴミだらけ!という衝撃的な話ですが、一方で、「脳はいくつになっても鍛えることができる」という勇気づけられる話があります。

大脳の中の約30%を占める「前頭前野」は、「考える」「記憶する」「アイデアを出す」「感情をコントロールする」「判断する」「応用する」など、人間にとって重要な働きを担っています

したがって「前頭前野」を鍛えて働きをよくすることが脳の活性化にとって非常に重要です。

引用元: 人間らしく生きるためには「前頭前野」が大事|脳のはなし|Active Brain CLUB

https://www.active-brain-club.com/ecscripts/reqapp.dll?APPNAME=forward&PRGNAME=ab_brain_detail&ARGUMENTS=-A1,-A,-A20181221141722391,-A0

前頭前野の中の「考える」「記憶する」「アイデアを出す」「感情をコントロールする」「判断する」「応用する」などの知的な能力は「認知機能」と呼ばれています。

実はこの「認知機能」、20歳から直線的に機能が下降します。(図の線グラフ①)

脳の働きは40代など中年期以降に起こるものだと感じている人が多いかもしれません。確かに、語彙などの知識を問うような検査では、20代から徐々に成績が向上して60〜70代で最大値を示し、その後、ゆっくりと低下していきます。(図の線グラフ②)人生経験が豊かになるに連れて、知恵も蓄積されているということが点数に表れるのです。

ただし、20歳から徐々に認知機能は低下しているので、それまで、その衰えを知恵や経験でカバーしていたのが、40代半ばをすぎると脳の機能低下のほうが勝ることになるというわけです。

引用元:人の知的な能力のピークは20代|脳のはなし|Active Brain CLUB

https://www.active-brain-club.com/ecscripts/reqapp.dll?APPNAME=forward&PRGNAME=ab_brain_detail&ARGUMENTS=-A1,-A,-A20181221141857536,-A

20代をピークに低下する「認知機能」ですが、さまざまな脳のトレーニングにより、どの年代においても認知機能の維持・向上が可能であることが証明されています。

脳はいくつになっても鍛えることができる|脳のはなし|Active Brain CLUB

https://www.active-brain-club.com/ecscripts/reqapp.dll?APPNAME=forward&PRGNAME=ab_brain_detail&ARGUMENTS=-A1,-A,-A20181221141955490,-A0

上の写真は、1日20~60分程度の作動記憶トレーニング(注1)を1カ月間続けたのちに、MRIで撮影したものです。赤・黄・オレンジ色の部分は、大脳皮質の体積が増加した部分です。

脳の体積が増えるとは、脳の神経回路がより複雑になり、より働きやすく、より機能する脳に変化した結果です。


脳活動を見える化する近赤外線を用いたセンサー

この「前頭前野」の活性度を簡単に見える化した装置がNeUの「ExBrain XB-01」です。ヘルスケアIT2019で体験した装置の簡易普及版です。早速購入しちゃいました。

写真がこれです。センサーは手のひらに乗るサイズで、これをヘアバンドにくっつけて”前頭前野のある”おでこ”につけるだけです。

原理は、「近赤外光(きんせきがいこう)」を用いた脳内血流の測定です。

近赤外光はテレビのリモコンや光ファイバーなどの光通信、あるいは、医療分野の血中酸素量モニターなどに利用され、人体に影響のない安全な光です。

近赤外光には、頭部に照射すると、頭蓋骨を抜け脳表面にある毛細血管にまで届く特異な性質があります。さらに、その光の一部は、血液中のヘモグロビンに吸収され、残りが反射・散乱して脳の外側にまで放出されます(図1)。

図1 近赤外光が脳断面に届くイメージ

「脳活動イメージング装置」は、近赤外光のこのような性質を利用して、頭部に近赤外光を照射するプローブと脳から出てきた光を受光するプローブ(光センサー)で、光の吸収度を測定します。

光の吸収度が多ければ「血流量が増加」していることを示し、脳が活性化していることがわかります 


実際の測定

「ExBrain XB-01」には脳トレアプリも附属しているのですが、i-OS版は3月リリース予定とのこと。

今日は、先日お試しで使ったアプリCogEvoで脳トレを行い、その時に「ExBrain XB-01」で脳活動を測定しました。

CogEvoの脳トレ結果です。

脳の活性度の測定結果が下記です。

自分では結構集中して脳を使っていたような気がしましたが、そんなに高い点数ではありませんでした

今後、継続してデータをとってみて、また感想をアップします。


まとめ

1~120まで声に出して数える、のにロレツが回らなかったことに愕然とし、さらに50歳の脳の中はゴミだらけ!という衝撃的な話に、一気に「脳の衰えを自覚」させられました。

ポジティブに考えると「自覚することが大事」だし、また「脳はいくつになっても鍛えることができる」ということなので、しばらくこの脳トレと脳活動測定を継続しようと思います。結果は別途アップしますのでお楽しみに。


参考資料

  • Active Brain Club

https://www.active-brain-club.com/

  • 脳活動を見える化する技術が介護福祉を変革する

https://miyabiz.com/techno/category_138/item_22585.html


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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの50歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!