【成長する人・組織11】否定的な言い方や態度が目に付く部下に対するコーチング2~本人の気づきから行動を変えてもらいたい~期待以上のコーチング結果

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否定的な言い方や態度が目に付く部下に対するコーチング

  • 【成長する人・組織10】否定的な言い方や態度が目に付く部下に対するコーチング1~本人の気づきから行動を変えてもらいたい~ヒントになる書籍3冊

上記記事で話題にした「否定的な言い方や態度が目に付く部下」に対するコーチングをやりました。


コーチング

まずは事実として課題を伝え本人の意図を確認

まず最初に、いきなりコーチングというとびっくりするので、その理由を説明しました。

  • 実際に他部門の方から、朝の挨拶がなっていないと指摘を受けた
  • 前にも注意したことがあったが、日頃から否定的なものの言い方が気になる時がある
  • Meetingでも、反対意見などがでると、食ってかかるように反論することがある
  • 自分の仕事/それ以外の仕事とはっきり線を引いてそれ以外の仕事のサポートは積極的ではない印象がある

といったように、気になっている点をお話ししました。

その際、本人をとがめたり責めたりするのではなく、本人に悪気はないと思うけれども、結果的に相手にネガティブなイメージを与えている、という事実を伝えました。

それに対する本人の反応です。

  • 挨拶の時は、別のことをやりながらだった(少し言い訳っぽい言い方)
  • 自分でも否定的な言い方になっているというのは自覚している
  • 反論するのは、自分の意見をきちんと言った方がよいと考えているからで、これは自分のよいところだと思っている
  • これまでの生い立ちから、特に目上の人に対して、どちらかという反抗的な性格であり、つっかかる傾向がある(親が子供に反抗するようなイメージか)
  • Noといっているのも、特に否定するつもりではなく、YesかNoか明確にした方がよいと考えて言っている
  • それ以外の仕事は、自分では積極的にサポートしているつもりです。ただ、自分が自分の仕事で忙しい時に、本来その人の仕事なのに、当たり前のように自分にその仕事をお願いされることが多いので、その際ははっきりとお断りします

という感じです。

思っていた通り、本人としては悪気は全くなく、逆に、よかれ、と思ってやっているようです。

自分自身で気づきを得るためのコーチング

自分なりに考え、意図をもってやっていることが分かったので、ここから先は私があれこれ言うのではなく、本を渡して、そこから自分なりの気づきを得てもらうことを期待しました。

渡した本は2冊です。

具体的なアドバイス

具体的にアドバイスしたのは2点です。

  • 「100%好かれる1%の習慣(松澤 萬紀 著)」を読んで、自分なりに気づきとなるようなキーワードを付箋紙に書き出し、気づき・学びを3つまとめて下さい。
  • その気づきをもとに、明日から日々具体的に実行することを3つ書いて下さい。その際「自分を変える習慣力(三浦 将 著)」を参考にして下さい。実行することは1つでも構いません。日々の行動として実行することで自分が一歩でも前に進むことが大事です。

とお話して、やり方を示した下記A3用紙と付箋紙を渡しました。

1週間後の振り返り

1週間後、本人と面談しました。さあ、どうなったでしょうか?

2冊の本を読んで、気づき・学びを整理し、具体的に実行することをまとめてきていました(下記)。

まずは素直にやってきてくれたことに感謝です。

気づき・学びとして

  • 他人にどう見られているのかにも気を配る
  • 聴くには忍耐とか余裕が必要

など「他人の目線」や「聴く」というところがポイントです。

これまで、自分が、という傾向が強い印象でしたが、「自分から他人へ」、と意識が少し変わったのではないか?と思います。素晴らしい気づきです。

本人と話をしても、「聴く」という点を強調していました。また最近の会議での言動を見ると、随分と注意して人の話を聞き、発言しているような印象を受けています。

実施することについては

  • 退勤前の次の日のTo Doを書き出す

ということが一つだけでした。

本人に確認すると、

「一つでも必ずやり遂げることが重要で、それが好循環のスタートになるので、本当に必要だと思うことで、かつ結果を評価できることを一つだけにしました。」

とのこと。まさに「自分を変える習慣力(三浦 将 著)」に書いてあったことです。自分なりに本を読んで腹落ちしていたようです。嬉しいですね。

私としては「他人の目線」や「聴く」ということに関する行動を期待していたので、ちょっと聞いてみました。

「「他人の目線」や「聴く」というのは私自身腹落ちしています。でも、それは意識の問題で、日々の行動に落とし込むにはあまりしっくりきませんでした。

私の中で、一番しっくりきたのが「退勤前の次の日のTo Doを書き出す」でした。」

なるほど、やはり人によって捉え方は違うんですね。

でも、本人が腹落ちしている、ということ、最近の行動に明らかに変化が見えていることから、それ以上は追及しませんでした。


まとめ

まだ1週間ですが、本人の行動に明らかに変化が見えていることが、一番嬉しいことです。

本を使って、自分なりに考え、気づきを与える。これ、結構有効だな、と感じました。

数か月後の本人の変化に注目です。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの50歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!