【成長する人・組織17】人の悪口をいう、仕事のやり方が自分のやり方と違うと執拗に指導、改善しようとするとマイナス面ばかりを主張してチームメンバーに気を遣わせる、お局さん的部下のコーチングその2~コーチングのデザイン

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「お局さん」的部下のコーチング

  • 【成長する人・組織16】人の悪口をいう、仕事のやり方が自分のやり方と違うと執拗に指導、改善しようとするとマイナス面ばかりを主張してチームメンバーに気を遣わせる、お局さん的部下のコーチングその1 ~「良い自己中」と「不平・不満の5つの動機」

上記記事で話題にした「お局さん的部下」Aさんに対するコーチングをやります。

今回も、「私から細かく指導するのではなく、Aさんが自分で気づきを得て、簡単なことでもよいので自らポジティブ行動を起こすこと」を目的としました。


コーチングのデザイン

まずは事実として課題を伝える

まず最初に、いきなりコーチングというとびっくりするので、その理由を説明します。具体的には、現状の課題を付箋紙に整理してAさんに見せます。その際、私自身が感じていることと、人から聞いたことは区別しました。

私自身が感じている課題

  • メールで依頼したことをスルー、直接フォローしてようやく取り掛かるも、指示した内容を十分把握しておらず、やっつけ作業となっている
  • 当日の体調不良、欠勤
  • Aさんの提案で業務の標準化を進めようとメンバーが調整しているが積極的に取り組んでいない。またメールでも反対コメントがネガティブすぎる。
  • Bさんへの指導が執拗で自分のやり方を押し付けていないか?
  • 不公平感を主張するが、他人がカバーしていることは置いといて自分目線すぎないか?

人から聞いた課題

  • 人への悪口・陰口が多い
  • 人の好き・嫌いが激しく、それで仕事を選択

エクササイズ1:自分の長所と短所、短所も見方を変えると長所に

に書いてありました。

「人の長所は、必ずそれに対応する短所を持ちます」

つまり、長所は短所の裏返し逆に短所は長所の裏返し、というわけです。

  • 【成長する人・組織11】否定的な言い方や態度が目に付く部下に対するコーチング2~本人の気づきから行動を変えてもらいたい~期待以上のコーチング結果

での否定的な言い方が多い部下のケースでも、

  • 否定的な言い方や態度が目に付く(周囲が見ている短所)
  • Yes, Noをはっきり言う(本人が意識している長所)

というように、周囲が見ている短所は、本人にとっては長所と意識されていました。

おそらくAさんも同じで、周囲から見える短所を、本人は長所と意識しているんだろう、と考えました。

それを理解するのに役立ちそうなエクササイズが下記に紹介されていました。

最初に長所と短所を書き出します。(10個づつは書き出したい)

次に短所を二重線で消して、「ユニークな特徴」と書き換えます。次に一つ一つの短所を、「ポジティブな特性」に変えていきます。

例えば「せっかち」⇒ 「いつも時間内に仕事を終わらせる」です。

このように、短所を「ポジティブな特性(長所)」に言い換える、書き換えることで、自分の本質を変えることなく、短所から長所へ意識を変えることができます

ここまで書いて私自身一つ気づきがありました。

それは、自分だけを意識する傾向が強いほど「短所」に、周囲との関係を意識する傾向が強いほど、同じ特性が「長所」に変わるんだな、ということです。

是非、Aさんにも気づいて欲しい点です。少なくとも「短所⇒ポジティブな特性(長所)」への変換の視点に気づくだけで、短所が原因となる否定的な言動・行動は減ることが期待できます。

エクササイズ2:自分がよく言う不平・不満を書き出す

もう一つエクササイズをやります。

これも下記に紹介されていたエクササイズです。

まず自分がよく言う不平・不満を書き出します。(20ケは出したいですね)

次に、それぞれの不平・不満の背後にある動機について、下記5つのそれに当てはまるのかを考えます。

  • 関心を引く「ねぇねぇ、ちょっと聞いて…」
  • 責任を逃れる「自分じゃ、どうにもできません」
  • 自慢する「何でそんなことができないんですか?」
  • 力を獲得する「あなたもそう思いませんか?」
  • 失敗の言い訳にする「だから言ったじゃないですか」

これも、Aさん自身に「何で不平・不満を言うのか」自分なりに考えてもらい、そこから気づきを得てもらうことを意図しています。

具体的なアドバイス

今回のコーチングの目的は「自分で気づきを得て、簡単なことでもよいのでポジティブ行動を起こすこと」です。具体的にアドバイスするのは2点です。

  • 上記のエクサイズから、自分なりに気づきとなるようなキーワードを付箋紙に書き出し、気づき・学びを3つまとめて下さい。
  • その気づきをもとに、明日から日々具体的に実行することを3つ書いて下さい。実行することは1つでも構いません。日々の行動として実行することで自分が一歩でも前に進むことが大事です。

とお話して、やり方を示した下記A3用紙と付箋紙を渡します。


コーチングの結果

GW明けにコーチングを行います。結果は別途まとめます。楽しみです。


参考資料

  • 長所と短所は裏返し
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1969年生まれの50歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!