【成長する人・組織18】人の悪口をいう、自分のやり方と違うと執拗に指導、マイナス面ばかりを主張してチームメンバーに気を遣わせる、お局さん的部下のコーチングその3~想定が全くはずれた第一回目

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想定が全くはずれた最初のコーチング

  • 【成長する人・組織17】人の悪口をいう、自分のやり方と違うと執拗に指導、マイナス面ばかりを主張してチームメンバーに気を遣わせる、お局さん的部下のコーチングその2~コーチングのデザイン

で考えたコーチングの実行です。

「私自身が感じている課題」と「人から聞いた課題」を付箋紙に並べて、補足しながらコーチングを開始しました。

ところが、予想に反して、本人からは人の悪口を言ったり、マイナス面ばかりを主張する、といった様子が感じられません。

具体的な本人の回答です。

当日の体調不良や欠勤は、本当に身体が動かないんです。1日中寝ているんです。寝てれば翌日は動けるようになるんです。前は休日には出かけていたんですが、最近は疲れ果てて出歩くことも少ないです。通勤が長くなったのが原因です。

Bさんへの指導が長くなっていることは自覚していますが、こちらが早く切り上げようと思っても、Bさんがしつこく確認してきたり、前に決めたことをやっていなかったりということが多くて感情的になってしまうんです。

悪口・陰口は人前では口に出しません。好き・嫌いはありますが、それで仕事を選り好みしたりはしていません。

聞かれたことに対して率直に良い/悪いを言っているから、不平・不満にとられるのかもしれません。自分では不平・不満を言っている感覚はありません。ただ余計な一言を言っているかもしれません自分でも自覚はありますが、ついつい言ってしまうんです。

仕事が遅いのは自覚しています。ちょっと苦手なことがあると後回しにする傾向があります。

すぐに感情的になるのは昔からで、家ではもっと酷かったです。感情的であることは自覚していますが、分かっていても止められないんです

会社で感情的になりそうな時は席をはずしたり自分なりに考えてトライはしているんですが。

あれ、全くネガティブな印象はなく随分と想定と違うな、という印象です。完全に拍子抜けです。

  • 悪口・陰口は言っていない
  • 余計な一言という自覚はあるが不平・不満の感覚はない。ついつい言ってしまう。
  • 感情的になるのは自分でもわかっているが、止められないんです。

「分かってはいるけど、できないんです」

この言葉が全てを表しています。お局的な回答を予想していましが、全然素直で幼く、小学生の子供と話をしている感覚になりました。


仕切り直し

  • エクササイズ1:自分の長所と短所、短所も見方を変えると長所に

ちょっとやってみましたが、あまりしっくりきませんでした。

  • エクササイズ2:自分がよく言う不平・不満を書き出す

そもそも不平・不満を言っている感覚がないので、全然書き出すことができません。

ということで、コーチングを仕切りなおすことにしました。


アクションを決める

この段階で決められるアクションを決めました。

18:30前には会社を出る

  • 勤務地が変わる前は、突然の休みもなく、休日も元気に遠出ができていた。
  • ところが勤務地が変わって通勤時間が長くなったことで、休日は動けないほど疲れ果て、突然の休みが増えた。

通勤時間が長くなったことが明らかに悪影響を与えていることが分かります。話を聞いていくと、特に帰りの乗り継ぎが酷く、1本バスを逃すと1時間に1本とかになるとのこと。早く帰りたくても帰れない状況であることが分かってきました。

そこで、帰りの時間と乗り継ぎパターンをリストにしてもらいました。

それを見て驚愕しました。

18:45に会社を出て、21:15前に帰宅。2時間半でこれが最短。

それ以降になると、途端に乗り継ぎが悪くなります。

例えば19:30以降に会社を出ると、3時間を超えて帰宅は23時になります。

頻繁に23時くらいの帰宅になっているそうで、朝もまた通勤時間が長いので7時過ぎには家を出ています。これでは疲れ果てるのも無理はありません。

ということで、18:30前に何としてでも会社を出る、ということをアクションにしました。

あとの2つは、絶対にやってはいけないことなので約束事としました。

突然の欠勤はやめる

人の悪口は言わない


コーチングのやり直し

コーチングの再設計、やり直し結果については別途まとめます。


問題を抱える部下の意識を変えるコーチング

問題を抱える部下の意識を変えるコーチングに関する記事をまとめます。

  • 【成長する人・組織10】否定的な言い方や態度が目に付く部下に対するコーチング1~本人の気づきから行動を変えてもらいたい~ヒントになる3冊:100%好かれる1%の習慣、自分を変える習慣力、相手を変える習慣力
  • 【成長する人・組織11】否定的な言い方や態度が目に付く部下に対するコーチング2~本人の気づきから行動を変えてもらいたい~期待以上のコーチング結果
  • 【成長する人・組織16】人の悪口をいう、自分のやり方と違うと執拗に指導、マイナス面ばかりを主張してチームメンバーに気を遣わせる、お局さん的部下のコーチングその1 ~「良い自己中」と「不平・不満の5つの動機」
  • 【成長する人・組織17】人の悪口をいう、自分のやり方と違うと執拗に指導、マイナス面ばかりを主張してチームメンバーに気を遣わせる、お局さん的部下のコーチングその2~コーチングのデザイン
  • 【成長する人・組織18】人の悪口をいう、自分のやり方と違うと執拗に指導、マイナス面ばかりを主張してチームメンバーに気を遣わせる、お局さん的部下のコーチングその2~想定が全くはずれた第一回目
  • 【成長する人・組織19】人の悪口をいう、自分のやり方と違うと執拗に指導、マイナス面ばかりを主張してチームメンバーに気を遣わせる、お局さん的部下のコーチングその4~「分かっているけど、できないんです」直したいけどどうにもならない性分6タイプ

参考資料

  • わかっているけどできないの正体
  • 努力できない人の特徴!原因は?生まれつき?努力できるようになる方法は?
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ABOUTこの記事をかいた人

1969年生まれの50歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!