【ヘルスケアイノベーション3】スマホで始まる未来の医療~病院にiPhone 3,400台超を導入~

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スマホで始まる未来の医療

3連休に読書。医療機器業界で働いているので、ヘルスケアイノベーションについて大変興味があります。

スマホアプリが“医療機器”として認証されるようになり、今後スマホを活用したイノベーションが期待されます。

「スマホで始まる未来の医療 医療+ICTの最前線」

は、提供側ではなく、病院側からのユーザー目線で実際の導入事例や課題が紹介されていて大変参考になる本でした。

私にとっての気付きは下記です。


Join  日本初の保険適用アプリ

複数の医療関係者間でコミュニケーションをとるためのアプリ。チャット機能を持ち、CTやMRI、心電図など各種の医用画像や手術室内の映像をリアルタイムに共有することができる。

あらかじめ登録した医療関係者だけが情報をやりとりできる、いわばクローズドなSNS(Social Networking Service)。

SNSが診断・治療を目的とした医療機器になる点にびっくりです。

情報をいかに素早く、手軽に共有、交換できるか?これが治療に大きな効果をもたらす。医療従事者は常に動いてPCの前に広がる時間がない、という点からも、スマホを使ったライン的なSNSの可能性は非常に大きい。

Joinの効果

実際にJoinを使った効果はいかなるものなのか?

引用元:<http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/327441/120800155/?ST=health>

同病院では、Joinの導入前後で患者の入院日数や総医療費に変化が見られたという。具体的には、脳梗塞で搬送されてきた救急患者1人当たり、入院日数が1.6日、総医療費は6万円ほど減った

また、Joinを使って医用画像を遠隔で確認した3642症例(2016年7月1日時点)において、診断に問題が発生した症例は1例も確認されていない

「救急時は細かな病状や種類をつぶさに知りたいわけではない。そもそも、今のスマホのディスプレーは、元々の医用画像が持つ解像度をはるかにしのいでおり、不都合は少ない」。


導入にあたってその後の運用まで含めたトータルのプロセスを構築

単にアプリを導入するのではなく、

  • 安全性
  • セキュリティを含めたインフラの整備
  • アプリ開発への参画
  • マニュアル作成の簡便化(アプリ Teachme Bizを使ってユーザーが簡単にマニュアルを作成できる)
  • デバイス管理プロセスの構築
  • ヘルプデスク
  • 使用にあたってのルール作りと浸透

これらをトータルで考え、プロセスを構築する必要がある。デバイス管理とヘルプデスクが特に重要

スマホの活用により院内オペレーションをよくすることで患者のQOLが向上する

医療介護の基幹システムには、

  • ナースコールシステム
  • 電子カルテ
  • オーダリングシステム

などがあり、1例として、実際にナースコールシステムをスマホ対応させることで、迅速な患者ケアが可能となり看護師の負担も軽減した例が紹介されている。

また電子診察券の導入により、診察待ち、会計待ちの状況や呼び出しを通知することができ、患者さんはその間、自由に過ごすことができる。


今後の可能性

病気の早期発見&予防

スマホと連携するウエアラブル機器が取得した生体情報が健康管理、疾病予防に活用される。

「Heart & Brain」心拍センサーなどで収集したデータを利用して、不整脈と脳梗塞の早期発見に役立てる。

VRの有用性

VRを利用したトレーニングやゲームが、脳卒中によって麻痺や歩行困難になった患者のバランス感覚や運動機能を海瀬するのに役立つ

ロボット

人間の作業、人間自体の代替(手術ロボット)

⇒ 人間を支える、人間の能力を拡張する(HAL 介護)

⇒ 身体・神経系の機能を改善、再生する(HALを繰り返し利用することで改善する)


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1969年生まれの50歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!