【ファシリテーション3】~衆議独裁~「みんなで議論するけれど、決断はリーダーがする」理想の意思決定法

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衆議独裁とは?

本日、「衆議独裁」という言葉を耳にしました。ファシリテーション、特に会議での合意形成やイノベーションのアイデア発想について、なるほど、と思ったのでご紹介します。

参加者がそれぞれに意見を出し、話し合う。
そして、お互いの足らざるところを議論して、徐々に、合意が形成されます。
議論が煮詰まったところで責任者が決断を下す、ということを表した言葉です。

もう少し具体的に整理してみます。

衆議

「衆議」とは、意思決定に関わる関係者全員が、その役割や部署に関わらず意見をオープンに出し合い、喧々諤々の議論を重ねて衆知を結集することです。

多様性(ダイバーシティ)が重要だと言われていますが、多様な視点で意見をぶつけあい、喧々諤々の議論からよいアイデアが生まれることから、多様性の重要性がクローズアップされていると思います。

「衆議」もまさしくこの点を端的に表した言葉です。ところが、多様な意見が出れば出るほど議論が発散し、合意に至ることが難しくなります。そのような時、多数決や、複数の案の折衷案、妥協案で決めていませんか?

独裁

ここで「独裁」という言葉が大きな意味を持ちます。「独裁」とは、その「衆議」のプロセスを経て、最終的に責任者である決定者がその人の判断で決定することを意味します

多数決や、折衷案、妥協案では、特に企画やイノベーティブなアイデアを議論している時には、せっかく出てきた素晴らしいアイデア、面白いアイデアのポイントが失われて、ありきたりで、当たり障りのない案になってしまいます

日本人の特徴として、皆で合意を好む傾向がありますが、皆がいいねというアイデアは面白くない、と言われています。


学びはグループ、発想は個人

「学びはグループ、発想は個人」という言葉もありますし、最終的に責任者である決定者がその人の判断で決定することが重要です。

ファシリテーターとしては、リーダーに最終決定を促す必要があります。

その決定を助けるために、ペイオフマトリクスやゴールツリーなどファシリテーションツールを使って、議論を収束させます。でも最後はリーダーに決定してもらう。

自分がうまくファシリテートして、リーダーに意思決定してもらう、これぞファシリテーターです。

また自分がリーダーの時には、自分で意思決定する必要があります。そんな時も、「衆議独裁」という言葉を頭に思い浮かべるといいですね。


実践的ファシリテーションの秘訣・コツ!

下記にまとめていますので、是非ご覧ください。

  • 日常業務にすぐに活用できる実践的ファシリテーションの秘訣・コツ!~極意はたったの3つ「発散・収束・見える化」~ブレインライティング、親和図の具体的活用法やヒント、心構えをまとめます
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1969年生まれの50歳、会社員。自称「お困りごと解決士」。会社では多くの人がいろんな事に困っています。プロジェクトが進まない、トラブル対応で早急に対策をとらないといけない、業務効率をあげたい、新しいシステムを入れたい、売上をあげたい、コストダウンしたい、など。そんな時、必ず頼りになるのが私です(笑) 元々は核燃料のエンジニア。30歳を過ぎてから社内で様々なプロジェクトをリード、コーチングするプロジェクト屋になる。多くの人を巻き込みながらプロジェクトをリードすることが得意です。オペレーショナル・エクセレンス(Operational Excellence、略してOpEx)、プロジェクト・マネジメント(Project Management)、チェンジマネジメント(Change Management)のエキスパート。どうすれば皆さんのお困りごとを解決できるのか?日々学んでいることをまとめています!